どこまで騰がるか石油製品価格 灯油が100円を突破してしまうのでしょうか。
原油価格は1バーレル当り100ドルの市場最高値をつけました 中国やインドが経済の発展に伴い車社会となり
膨大な化石燃料の消費国となった為、将来の価格上昇をにらんだ投機筋が原油の先物を買いあさり
このような価格になった訳です。マネーゲームに翻弄されても灯油やガソリンを使いざるを得ない
大多数の人たちになすすべは無いのでしょうか。
去年12月 当時の暖房用灯油価格は70円台でした。その1年後一気に30%値上げされました。
暖房用灯油価格が3年前と比べて倍近くに上昇しています。このままでは家計に響いてきます。
私がソーラーウオールに着目したのは2001年 当時の灯油価格は40円以下 こんな時代にこのシステムを取り扱う
なんて誰も相手にしてくれませんでした。京都議定書が発効する以前 2003年に初めて一般の住宅に設置したのが始まりです。
日本ではそれより8年ほど前にカナダのコンサバル社から潟鴻Sスシステムズが輸入代理店となって普及活動を行っています。
(京都議定書発効とは)
上記枠組条約の目的を達成するためCOP3(第3回締約国会議)で採択された議定書。先進国等に対し、温室効果ガスを1990年比で、2008年〜2012年に一定数値(日本6%、米7%、EU8%)を削減することを義務づけている。また、右削減を達成するための京都メカニズム等を導入。我が国は平成14年6月4日締結。現在152カ国及び欧州共同体が締結している(平成17年8月2日現在)。ロシアの締結により発効要件が満たされ、平成17年2月16日に発効。
写真にあるのは北海道河西郡芽室町のS様のお宅
奥様が 省エネルギー 暖房用燃料費の削減 温暖化防止 CO2の削減に熱心な方で
化石燃料を減らして尚且つ室内環境を低下させない逆にUPさせると言うご計画にこのソーラーウオールを導入いただきました。
2003年に取り扱いを始めてすぐに問い合わせを頂き、調査の結果 パネルの日当たりについての問題は無かったのですが
構造的に吹き抜けで総面積50坪もある面積で果して効果が出るのか、お客様も施工者としても検討した結果見送りになっていたのです。
2年後S様から再度問い合わせを頂きました。
検討の結果、空気の特性上吹き抜けの場合、暖気は上昇して2階だけが暖かくなり
1階に効果が出ないのではないかと一抹の心配をしながら設置しました。 2006/12/21
写真はパネルユニットの設置状況
準備段階からの完成までの日数約7日現場で2.5日の日数をもって完成しました。
設置後集熱データーを取り分析の結果シュミレーション通りの結果が出て一安心しました。
取り付け場所の関係でこのような形になりまして集熱面積も3.8uと5%ほど小さくなりましたが
吸気フアンを330m3/hの強力フアンを取り付け1日最大2300m3/hの風量を実現
平均35度前後の温風を冬至の頃6時間 彼岸頃から 7時間以上 稼動させられる好結果が得られました。
2007年2月20日から3月8日まで17日間を計測した結果次のようになりました。
設置前の灯油使用量 | 設置後の灯油使用量 | 削減量 |
削減率 |
2005年12月25日〜2006年1月27日まで369.9リットル(正月7日ほど旅行で留守) |
2006年12月25日〜2007年1月27日まで264.3 リットル |
105.6 リットル |
28.54% |
2006年1月27日〜2006年2月28日まで295.5 リットル |
2006年1月27日〜2007年2月28日まで218.8 リットル |
76.7 リットル |
25.9% |
この期間のCO2の発生量 2813.9kg | この期間のCO2の発生量2043 kg | 770.9kg | 27.4% |